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俳句集

2018年5月の句

田植え

選者 桐本石見

手植えしてくねくね植田懐かしき

めい

稲作は弥生時代に伝わり、昭和の中頃まで手植えで定規や縄で印を付けたりしたが、広い田では植えた後が曲がっているのも手植えの趣があった。50年前頃に機械化されたが、能登の千枚田などの田植は観光化して昔を伝えている。

大利根の処々に広がる田植かな

みく

田植には棚田、狭田、浮田、山田、広田など夫々に趣きがあるが、利根川流域の広大な田園は早場米と言われ、四月になると方々で田植が始まる。昔はこの広い田を大勢で植えたが、今では一人で機械植えをして寂しい感じもする。また、「親族も集ひ田植の故郷かな」も佳句で懐かしい。

田植え了へ入り日静かに浪逆浦

文秋

浪逆浦干拓は昭和十七年頃から十年近く行われ、広い田園になった。内浪逆は今は日の出団地になったが、外浪逆は今でも広い田圃と浦曲が残る。その広い田の田植も終わり、浦曲と植田の漣(さざなみ)に映る静かな夕日もまた美しく心が安らぐ。

田を植うる一つ一つに心込め

なんちゃん

今では手植えは余りしないが、それでも機械植えの残りや棚田などは手で植える。その方が如何にも苗よ育てよと思う気持ちが籠るが、昔は重労働の一つでもあった。

広々と田植えて潮来みずみずし

くま

川や湖に近い処は朝夕陸との温度差で風が出易い。歌謡にも利根の川風と歌われる様に風が吹く。その風の中で田植をし、さざ波が広がるのも水郷の田植で植えた早苗が風に靡(なび)くのも美しい景です。

利根川の風の行き交ふ田植かな

メーテル

戦中出征時に彼女へ胸に近い第二釦をプレゼントしたのが始まりとも。また岐阜県斐太(ひだ)高校では大正の頃から白線流しがあり、女子はスカーフを男子は帽子の白線を外して繋げ、近くの大八賀川へ流すのが名高い。初恋など思い出す句で懐かしい。

朝早く孫も手伝う田植かな

もと

昭和の頃は農繁休暇があり、田植や稲刈りを手伝ったのが懐かしいが、今は子供の手伝いは少ない。もう大きな孫さんか、微笑ましい光景の句です。

帰省子の田植手伝ふ頼もしき

あべ

テレビなどでも都会から里へ田植に帰るのが紹介され微笑ましいが、それは農業の後継者不足でもあります。帰省の子を頼もしく思い、後を継いで欲しいとも思う句です。

天皇も手足を汚し田植かな

ひろ

天皇家では今では私的な行事として天皇は五月に田植をされ、皇后様は給桑をされる。秋に稲刈りをして新嘗祭に供えると伝わる。天皇を身近に思う句でもあります。

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