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俳句集

2019年2月の句

節分

選者 桐本石見

節分や我が身の中の鬼退治

ノン

節分は春夏秋冬の始めにあるが、江戸時代に春のみが行事化したと言われる。中国から平安時代に追儺(ついな)として伝わり、季節の変わり目の邪霊を祓い、農作物の害虫駆除でもあった。鬼は病魔や自分の心の弱さ悪意を意味し、鬼の面で表す。外にも敵や悪が多いが、先ず我が身の鬼を退治する俳諧の句です。

昔父今は私が鬼の役

めい

何処の家でも鬼役は男が多いが、家庭によっては母や姉が務め、学校などでは先生が鬼になる。昔は父が鬼役だったが、亡くなられたのか、「私が鬼役」に家庭の事情も思うしみじみした句です。

豆撒きやどちら鬼なのパパとママ

ツカ

節分の豆撒きは米、稗(ひえ)、粟、麦、大豆に穀霊が宿るので、一番力の有る大豆を選び、魔の目を打つので豆撒きをする、また魔を射るから豆を炒るなどの謂れがある。家族で豆撒きをしてパパとママが投げ合うのも微笑ましい句です。因みに青森や宮崎などは落花生、米を撒く地方もある。

節分の東国三社詣でたる

オノ

東国三社は鹿島神宮(建御雷神)、香取神宮(経津主神)、息栖神社(天鳥船神)を言い、江戸時代伊勢参りの後下三宮参りとして盛んになったと言い伝えられる。東国開拓の拠点とも言われ、古事記の国譲りの使いの神でもある。それらの歴史を思い、詣でるのも良い。

津軽弁丸出しにして福は内

アベ

津軽弁の福は内はどんな言い方なのか?都会などに住んでも故郷訛りで豆撒きをする老年の方かも。時折に田舎へ電話すると訛りや方言を聞く。昔は少し恥ずかしい思いだったが、今では懐かしい。

豆打つや鬼と思えば我が女房

アオ

豆撒きは鬼を外へ出す為に部屋毎に行うが、開けた部屋に妻が居たのかも、後で怒られたのかも。俳諧の面白い句です。一般的には男の鬼が多く子供が豆を打つ。

軒空の星も福豆福は内

ミユキ

豆撒きは窓を開けて鬼は外、福は内と言うが、窓の外の空の星も今は福を呼ぶ豆の様に思える。人は古来から星に願いを託したり、星座を想像したり占いの星にもした。少しのメルヘンを思う句です。

年男知り人めがけ豆を投ぐ

年男はその年の干支に当る人で、今年は猪。豆撒きの最中に知人を見付けて豆を投げたのだが、その人は女性かも。鹿島神宮などでも大声で求めると投げてくれることもある。微笑ましい句です。

豆撒きの数をごまかし拾う姉

ヒロ

節分の豆は年の数に一粒足して食べると福を招き、災いを防ぐと謂れるので今でも食べるが、歳も重ねると無理でもある。何粒かごまかして拾い食べるのも女性の思いで、俳諧の可笑しみの句です。

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