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俳句集

2017年3月の句

雛祭り

選者 桐本石見

ぼんぼりの色に子の頬(ほほ)雛祭り

めい

ぼんぼりは「雪洞」と書き、茶室や神社などで使う照明だが、字の様に雪の“かまくら”を想うし、紙に透く灯りも淡く上品、また雛飾りのぼんぼりは薄紅で子供の頬の様でもある。雛飾りは女の子の祭りなので全体に紅色だし、子の着物も華やかで微笑ましい女の子を彷彿する句です。

毎年の飾らずじまいの雛(ひいな)かな

みく

雛飾りは女の子の居る家庭で行うのが一般的、例えば娘も嫁いだか、孫も男ばかりか、または家庭の事情かも、それらを諸々に想い一抹の哀れを込めた句です。

車座の長(おさ)も女子や雛あられ

ゆたか

雛祭りは平安時代に雛遊びとして始まり、紙で雛を作り身の穢れを雛に託して川に流したりした(雛流し)。今の様になったのは江戸時代で、宮中から一般にも広がり豪華になり、大名の嫁入り道具の一品ともなった。また雛あられは、白が雪、緑が芽、紅が命を表すとも。その雛あられを食べる車座の長も女の子、明るく面白い句です。

雛祭り真壁の里に春を呼ぶ

ひろ

真壁の雛祭りは平成十五年に四十軒の賛同で始まり、今では百六十軒も参加して町興しの一端をなし有名になった。私にも「真壁町戸口戸口の雛明り」があり懐かしいが、桜川市真壁町も雛祭りの賑わいと共に春が来る。真壁は一一七二年頃に大掾(だいじょう)氏がこの地に来て真壁氏を名乗り、四百三十年間にわたり治めた、歴史の残る町並でもあります。

息子では雛も飾れぬ淋しき日

しま

三月三日が近くなると店や今では佐原の街などでも雛飾りが見られる。女性としては雛飾りが好きだが、男の子では仕方ない。五月五日を待つ思いの句です。

雛祭り可愛い孫の笑顔かな

てっちゃん

歳を重ねると孫は特別に可愛い、雛祭りに綺麗な着物の笑顔を見ると癒される。大人の今を顧みる句でもあり、子の日の故郷が懐かしい。

女子力のかくも美し雛飾り

あお

最近では女性も仕事、政治などへ多く参加する方向で、カープ女子などもあります。最近の雛飾りは豪華で、如何にも世相を思う実感の句です。

流行り知るスターの顔の雛飾り

おの

羽子板にもその年の人気者の顔のがありますが、雛にも歌手や女優、アニメに似たのがあります、時の移りを知り、自分の歳を思う句でもあります。

雛祭り遠き娘を思ひをり

何時の時代でも女性は嫁にいくのが多い。また現代は核家族化で離れて暮らす。嫁いだ娘さんか、或いは何かの事情か、店などの雛飾りを見ると共に暮らした日を懐かしむ句で、私も同じ思いがします。

麦の芽や七十歳の背を伸ばす

ゆたか

麦は十月頃撒くが寒い中芽を出す。そして株を増やすために麦踏をする。子供の頃手伝いをしたのが懐かしい。その麦の芽の伸びた畑の近くを散歩しながら、老いた自分も背を伸ばす。芽の青さと共に明るい句です。

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